今回、弊社を起業する際に『過去は振り返らない』と考えていたのですが、過去を振り返らない理由として『もっと高みを目指す為』『過去を忘れたい』『未来明けを見据えて生きていくため』などなど、色んな事情や考えがあると思いますが、私の場合、振り返らないというよりも、振り返るよりも前を向いて歩んでいきたいという思いが強かったので、漠然と考えておりました。

実際、起業後約半年が過ぎた今、過去を振り返ることで、今の自身の状況や今後の目標などを、より明確に考えていける機会だと思い、振り返ってみることに致しました! 半年でどれだけ日々の生活が変わったか?など、これから会社を立ち上げようとお考えの方にとって、少しは役に立てる情報を配信できるかも?という思いもあり、日記のようなメモ帳のような感覚で書いていこうと思います。日々あったことや、過去に経験したことを包み隠さずに書かせていただく事で、少しは世の中の役に立てればという社会貢献の一歩目くらいとお考えいただければ幸いでございます。

起業した理由ですが、ホームページにも書かせて頂いております事が前提なのですが、個人的な気持ちとしましては、今年47歳になった私の将来設計が、私の中で10年以上遅れを取っていたという事も大きな要因でございます。

私の父も以前は会社を経営しておりまして、一人息子の私が本来継ぐはずだったのですが、私の諸事情で継ぐことを諦めてしまったという経緯がございます。本当であれば今頃、父の会社を手伝って、約40年前に起業した父の会社を100年起業にするため、色々な場所に出向き、いろんな方とお会いして、もっと忙しくしていたのではないか? そんな事を常に考えては眠れない日々を過ごす日もございます。継がなかった理由というよりも継ぐことが出来なかった理由とした方が的確な言い方だと思いますが、その理由は、もう少し時間が経ってから書かせて頂こうと考えております。父は現在76歳ですが、もっと頑張れる精神力と人間性と感性を持っていると思います。残念ですが、今から2年前に閉業致しました。

私が幼年期の頃、父も起業しまして、閉業するまで約40年間、本当に頑張られたと思います。今でこそ理解できますが、幼い頃は反発ばかりで、感謝の気持ちも一切持てず反抗心で、父としゃべることすら嫌で嫌で・・・ そんな自分も起業することで、両親の有難みが漸く解ってきたような気がいたします。将来設計が10年ズレていたという意味は上記の通りでございまして、本来30歳に継ぐと自分なりに決めていたことが30歳から46歳までの16年間、ずっと心に穴が開いた状態で仕事をしていたような気がいたします。

私が30歳のころ、新築マンションの販売会社に入社いたしまして、それから約5年間販売のノウハウを学ばせて頂き、35歳手前で大手仲介会社に入社、それから約10年間、私なりの人生を歩んできまして、このままでは駄目になる・・・ 定年後の自身の姿を想像するだけで怖くなり、今の状態を作ることに一歩踏み出しました。起業のきっかけは簡単で、この人のためなら頑張れるという人任せな自分から、自分のために頑張るを1番に持ってきまして、次に『この人たちのために頑張る』というポイントを入れ替えた結果でございます。自己犠牲といえば聞こえはいいですが、会社という場所に腰を掛けて、上司に嫌われないように一日一日をやり過ごし、人に助けてもらう術を知り、世の中の連鎖を何となくうまく利用して生きてきた10年間だったような気がいたします。

私なりに沢山のお客様と契約ごとでお知り合いにならせて頂きましたが、今でも気にかけてくださいますお客様が大半でございます。特に同業種の社長様からは、未だに助けていただいてばかりで、いつかこの恩は返さねば・・・ そんな思いが私を奮い立たせてくださいます。 あまり詳しく書きますと、個人を特定できる可能性が高いですので、名称は避けますが、嫌いな上司、好きな上司、退社後、正直、そのような感情を抱いておりました自分が恥ずかしくなるくらい、どうでも良い事に変化しております。人を嫌いになるのも出会い、好きになるのも出会い、とにかく出会いがあるから感情が出て、時間をかけて感情が変化し、積み重なった気持ちが崩れて、元通りにならない・・・ そんな繰り返しを10年間してきた集大成が【今】だと思います。

今から、未来の【今】へ走り出すため、今日からどのような理由があっても、毎日日記をつけていきたいと思います。継続することを忘れていた半年間でもありますし、ようやく走り出す土台が出来たような気がしますので、ここから再スタートの始まりです! 皆様、これからも宜しくお願い申しげます。

継続は力なり