今から5年前に他界しました愛犬との最後の日の不思議な経験をしたというお話ですが、ここに書かなくても忘れられない経験でございます。絶対に忘れることはございませんが彼女のご冥福を祈る意味でも綴っておきます。

愛犬(ひまわり♀)との最後の別れは、亡くなる前年の年末に突然宣告されました。当時、母がくも膜下出血で府立病院に入院している時、愛犬を連れてお見舞いに行って車から抱っこして病院の勝手口まで抱きかかえて連れて行ったのですが、母を見つけて愛犬を下に降ろし普段足腰の強いイメージの子だったのですがコケてしまい、降ろし方が悪かったのかなぁ~なんて思っていたのですが、人間でいう、風邪をひいている様な雰囲気で、12月も年末に差し掛かっていたこともあり、正月動物病院が休診となることを見越して近所の病院へ連れて行きました。血液検査を経て、先生のお話を聞かせていただきました時、私の頭は真っ黒・・・ この場合の例え方は頭が真っ白という言葉なんでしょうが、私の頭は暗転し真っ黒へと・・・

血液検査の結果、リンパ腫という診断が下り、説明もはっきり覚えていないのですがとにかく白血球の値やなんやらで、間違いなくリンパ腫との診断・・・ その場では呆然となりまだ信じられない状態でしたが、お家に連れて帰ってからひまわりの顔を見ていると、自然と涙が流れて泣いている場合じゃない! 救える方法はないのか?ネットで色々調べてみても全て後ろ向きな話ばかり・・・ その当時、余命1か月と宣告されたことを今思い出しました。何とか1年無理なのだろうか? 1年と言わず10年・・・ 当時まだ3年しか生きていない子だったので神様は何故こんな仕打ちをするのだと恨んでも恨んでもやりきれない思いで一杯でした。それから闘病生活が始まったのですが、正月1日から3日まで毎日病院の先生が午前中対応してくださいまして点滴を体一杯入れ、それが体内で溶けて尿から出すことによって毒素を出す。出すことで腎臓の数値が下がり抗がん剤治療が出来るというお話でしたので、毎日毎日体に沢山の生理食塩水を点滴し数値が下がったのが約1週間後、今までソファーからダイブをするくらい元気なひまわりだったのですが毎日ぐったりして動かない、動いても私が仕事に出掛ける際に【いってらっしゃ】と顔を向けるだけ、それでも数値が下がった時はソファーからダイブできるくらい回復し このこは本当に死んじゃうのか? 今でも思い出すと涙が溢れ出ます。

今思えば【いってらっしゃ】ではなく【どこ行くの?】だったのかもしれません。当時は休みもままならず朝は7時に家を出て帰宅は深夜0時を超える日も・・・ 今ならもっと一緒にいられたのに(泣) 悔やんでも悔やみきれません。

余命1か月の宣告も2月に入り元気な時と不調な時を繰り返し、毎日あったことを書きたいですが書ききれないので私の思い出にしまっておきます。

そんなこんな日々を繰り返していたのですが、3月18日の夜いつものように私の布団で寝ていたのですが、ふと何かの拍子に目覚めた私は背中らへんに冷たさを感じ飛び起きてひまわりを触ってみたら凄く冷たくなっていて、何度も何度も揺さぶったら体温が温かくなってきて少し私も寝ぼけていたので、3月はまだ寒い時期ということもあり単純にひまわりの身体が冷えていただけかもしれません。本当は亡くなっていたのかも?という不安を抱えながら、3月19日も仕事に向かいその日は会社で会議があったので、会議中気になっていたので遠隔カメラの画像を見ながら生きている事を確認(ぐったりしているので、あまり動きませんが、何となく呼吸でのお腹の動きがみえたり)していました。リビングから私と一緒に寝ている布団まで歩いている姿と布団に寝転がった姿を確認してから、私も会議に集中して約1時間後に再度カメラを見ると、布団に寝転がった姿勢と変わってない様な気がしそのカメラはこちらの音声を発信できるカメラだったので【ひまちゃん! ひまちゃん!】と何度も何度も声をかけたのですが動く気配がなく次の仕事を控えておりましたが即クルマに乗り込み帰宅、ひまわりは天国へ召されておりました。。。 後はご想像にお任せします。思い出しただけでも

ここから私の問答なんですが、夜中に私の横で天国へ召されたほうが幸せだったのではないか? 今まで誰にも言った事が無い私の頭中にあるモヤモヤです。。。。

一人で私との布団まで力を振り絞って歩いて・・・ 力尽きて・・・ 何を思って亡くなったのか・・・  お父さん何処????って見えなくなりそうな目で探して臭いで探して・・・ そんな風に亡くなったかと思うと 涙が止まりません。

5年たった今でも鮮明に覚えております。私を探していたのか・・・ あ~ 辛い 本当にごめんね。。。

話を戻します。。。

ひまわりが初めてお家に来た日、一緒の布団で寝たのですが、まだ幼く身体も小さいものですから、私も気を使い変わった寝方をしたせいか、左腕が痺れて、朝4時ごろ目覚めてしまい気が付くと左手首以上が動かない・・・指先は動くのですが、左手首が垂れたまま上下に動かせない状態になり、お風呂で温めたりしたのですが治らず朝から病院に行きますと【橈骨神経麻痺】という診断、先生曰く『カップルが新婚旅行などで一緒寝た時に腕枕をして腕が圧迫されて血が止まり、橈骨神経という神経が断絶し麻痺する』というハネムーン病という恥ずかしい診断・・・ 犬なのに?(笑) それからきっとひまわりは自分の家族で有り大切な女の子だったのかもしれません。。。。

そんな思い出をも忘れるくらい、ひまわりの死は辛く、亡くなった夜、リビングに毛布を敷いて体をアイスで冷やしながら寝かせていたのですが、悲しすぎて眠れずお酒の力を借りて無理やり就寝。

朝起きたら 初めてひまわりと過ごした日と同じ症状・・・ 橈骨神経麻痺発症・・・ 初日から3年間、一回しか経験していない発症を亡くなった日に再度発症・・・

不思議な出来事です。あれから5年、一度も発症しておりません。もう天国で新しいお友達と過ごしているのかな? 既に生まれ変わっているのかも・・・ その日から死を恐れなくなりました。

 

ひまわりへ

君はいつまでも私の家族です。沢山の思い出をありがとう。本当にありがとう。

パパより